夕陽が街をオレンジに染めて促した溜息
風が人を未来へ逃がした 人は風に悲しみを隠した
辛い時ほど 笑おうとする哀しいくらい前向きな動物 今日も人間 希望を持ち夢中遊泳
内に強く意思を持ちなさい 目に見えぬ大きさを持ちなさい
容易く頬を濡らしてはいけない そう教えられてきた
ただ本気で戦い 本気で生きた時 どうしようもなくこぼれるものを 恥じる必要はないとも
真っ直ぐに夢を追い続けたり 真っ直ぐに人を好きになると 時に辛いな 座れば転ばないな
それでも それぞれが独自の喜びと悲しみの隙間で 泣きながら笑い 倒れながら歩き
自分であることをいつか誇れるように 今日も胸を張るんだ
時は確実に流れ僕らを大人にした 出会いというよりは別れが人を大人にした
学びはいつも遅れてやってきて人を育てる
人は変われる 変わろうとするために雨に濡れ 歩みを進める
時に夜はどこまでも深い 歩いているのに前に進めないような
独り取り残されるような気持ちになるけど
どんなに強い人でも きっと同じように 絶望と希望を繰り返して生きるんだ
人なんてみんな
青すぎる海を 高すぎる空を 心に映して 彷徨うように
言葉を咲かしたり 涙を流したり 喜びを探したりして生きてる
日向に夢を散らかして 光を吸い込んで夢の続きを膨らました
そんな風船を誰もが持っている 空に浮かべたくて でも空に沈めたくなくて
「現実」っていう世界に負けそうになる それでもなんとか前に転がる
生物に永遠っていう退屈は与えられなかった
だからこそ思いきり生きることができるんだろうな
強さ一つではなく 優しさ一つでもなく
色んな自分と出会い 限られた時の中を転がっていくんだ
人なんてのは
青すぎる海を 高すぎる空を 心に映して 彷徨うように
言葉を咲かしたり 涙を流したり 喜びを探したりして生きて・・・
青すぎる海に 高すぎる空に 未来を浮かべて 祈るように
明日に立ち向かい 涙を振り切り 風の中をただ進めばいい
一つの想い 数え切れぬ問い
語る風景 沈黙の影絵
一つの出会い 永久の宿題
静かな海 静かな空
それを眺める人間
作曲者:太志
作詞者:太志