あのひ、 わたしは あなたの ちいさな ゆびを かぞえ
その いっぽん いっぽんに キス を した
はじめて ゆきが ふったひ、 そらへ むけて だきあげた
あなたの まあるい ほっぺの うえで、 ゆきが とけていった。
いつのまにやら あなたは おおきくなって、
わたしの あかちゃんは、 わたしの こどもに なった。
すやすやと ゆめを みている あなたを みながら、
わたしも ときどき ゆめを みる..
いつか きっと、 あなたも とびこむのだろう。
ひんやり すきとおった みずうみの みずの なかへ。
うれしくて たのしくて、
ひとみを きらきらかがやかせる ひが きっと ある。
Someday
しんぞうが はりさけそうになるまで
はやく、とおくへ、かけていくひも くるだろう。
もっと たかく、もっと たかくと
はずみを つけて、
めまいが するほど たかくまで、
じぶんを ためすことも あるだろう。
かなしい しらせに
みみを ふさぎたくなる ひも
あるだろう。
あなたが かぜに むかって たからかに うたう うたを
かぜが とおい ところへ はこんでいく。
Someday I will stand on this porch,
and watch your arms waving to me
until I no longer see you
いつか ああ、あなたも、 たくましくなった その せなかに
ちいさな おもさを せおうときが
そうして いつか ながい としつきの はてには、
あなたじしんの かみも ぎんいろに かがやく ひが やってくる。
Someday
わたしの いとしいこ。
そのときには、 どうか わたしの ことを おもいだして。