コウ 『アシレの破天』の歌詞とMVとカラオケ練習

「私が幻遊世界に行った直後、あなたを一時的に現実世界に戻します。」
「はいはい、そっからが俺の仕事ね。」

「少し風車を回すだけだ。」
「やればいいんだろやれば。」

壊せないモノこそ 曖昧で好いだろう
肺が凋んで逝くには 永い陽
くたばって千切った そんな愛情なんかも
間違ってないよ君は

その光線過敏症だって 最初は嘘だろう
太陽を庇って微か見える 君のリビドー
夢食ったバクは 僅か三秒事切れ
キスさえ忘れてる

「お前は来なくていいよ。」
「なんで…?」
「お前が来ると雨が降る。」
「偶然だよ。」

息する瞳も 泣いてる言葉も
同じさ 明日の天気予報なんだ

「俺はずっとそうして避けられてきた。」
「…」
「あんたは違うみたいだ。」
「それは姫様の教えです。」

白い傘なら黒い雨さえも無かったと 「雲は聞き分けがいい」
そう言い切れるまで

晴天待ちのテーゼ 届けてよ
会いたいから 雲が無い場所で
君とワルツを踊るよほら
雨のち雨だからこそ

曇天からルフラン 巻き戻す
会いたいから 雲がある場所も
僕の手は見失わないでいて
蒼穹で纏う風になって

「初めて人の役に立つんだ。」
「その役割は余りにも大きいですよ。」
「俺の身体がなくなってもいい。」
「それは私も覚悟しています。」

「今日は大嵐だ。」

俺はあんたみたいに、尊敬されたりできない
「私は忠実なだけです。」
人は思い出の中では死なないんだよ。
「あんたともう一人だけだ、俺を差別しなかったのは。」

「天気を操れるって、かっこいい。」
「嬉しかったよ、ミア。」

「悪いのはお前じゃない」

変わらないまま 大人になってく君も
息の仕方くらいは 分かってんだろう

「落ちろ、雷。」

もう晴れたねって 空を見る 「姫様、よく晴れましたね。」
もう会えないって その向こう 「けど、もう会えないね」
君のワルツが見えないなら
晴のち涙のせいだ

「アシレ、もっと、轟かせてください。」
「これでいいんだろ。」

そのうちまた 会えるから 「必ず戻って来いよ。」
君を見つけられるよう 「はい、必ず。」
僕らだけの天 破した

「本当の姉弟みたいですね。」

二人の力で電脳世界はショートし、
人々は一時的に解放された。

「みんな天気の話をするだろ?俺もそうなりたいんだ。」

無駄だよ_