ただ彼は何となくイライラしてて
ガラスのコップを割ってしまった
飛び散ったかけらで彼は指を切り
思いがけず真っ赤な血を流した
ガラスのコップは彼の渇きを
癒す事さえ出来ずに割れた
それどころか鋭い破片で
彼を傷つけることになった
全てのものが持つ意味を
誰も変える事は出来ないと
彼は知っているはずなのに
何の役にも立たない悲しみが
ただ床に散らかってた
This is not a meterphor talk.
これはただの例え話じゃない
自分が思いも寄らないような
行動をとってしまう僕ら人間の話
ただ彼女は何となく目の前にいた
ひどく汚れている子供を見て
そんなにあなたは私を困らせたいのと
思いがけず激しい口調で言った
悲しそうな顔が後ろを向いて
駆け出したその手から落ちたのは
何枚も何枚も書き直してやっと
出来た彼女の似顔絵だった
全てのものをおいても
受け止めるべきものは何かを
彼女は知っているはずなのに
取り返しの付かない悲しみが
ただ床に落ちていた
This is not a meterphor talk.
これはただの例え話じゃない
自分が思いも寄らないような
行動をとってしまう僕ら人間の話
大切な人を傷つけたいと
思うわけなどないと誰もが言う
傷つけたくないとただ思うだけでは
守れないという事を思い知るその時までは
This is not a meterphor talk.
これはただの例え話じゃない
自分が思いも寄らないような
行動をとってしまう僕ら人間の話
(Inside us all
lies the power to destroy things,
near and dear to us)
作曲者:槇原 敬之
作詞者:槇原 敬之