ごほん、時は少しばかり昔のこと 国はきっと欧州のいずれか
とある女性が結婚するという それはまあ大層素敵なお話
だがしかし、ストーリーテラーは我々 FAKE TYPE.
それでは聞いて頂きましょう
それはそれは罪深い愛 浮世離れしても会いたい
夜毎夜毎 瞳うっとりさせる 時を忘れて
Hermann 思わせる禍々しさに高鳴る気持ちを抑えられずに
今宵も潤い 夜風に揺れるブロンズヘアーの聖職者
このざわめきは何だろう?
解りきった自問自答にいやらしい微笑
見つめる先はいつだって赤い瞳の悪魔
純粋な好意以外何もない けれども惚れるも恋も下心
物心ついた頃に巡り逢ってしまった
神秘ではない 大層不気味な香りが包む Codex Gigas
プロテスタントの彼女は願った 立場も弁えず切に願った
否 信じていた 跳ねるほど胸が震え 火傷するほど身体が火照り
その信念を持ってすれば きっと結ばれる
神に最も従順でありながら 神を最も忌む存在に焦がれたのだ
Maybe this is sinful sxxt
月火水木金土日 逆流していた信仰心
Oh Devil's Wedding
Maybe that is ill story
外れそうな人道に歪な愛のシンフォニー
Oh Devil's Wedding
Pray for devil, Amen... Goddamn, Amen...
Oh Devil's Wedding
それはそれは罪深い愛 世界滅びようとも会いたい
夢見心地 華はしっとり濡れる 我を忘れて
正気じゃいられない愛しさ募り 甘美でどぎつい色欲の味
はち切れそう 煮え滾る血液 青い目の聖職者
彼女が手にした本はバイブルかと思いきやあろうことかグリモア
鍵の掛けられた 古めかしい 虫食いの多い
いかにもな風貌のそれを読み耽り
仕入れた知識により 魔女を彷彿とさせる行い
入り乱れた情という情の調味料
嫉妬のスパイス 愛のエキス 欲望のハーブ
トカゲの尻尾 黒猫の双眼 烏の嘴 煮詰める大釜を前に笑う
魔女見習いの彼女は願った 鬼気迫るほど愚直に願った
そして呼び覚ます 運命の赤い糸ならぬ赤い瞳の悪魔との邂逅
Maybe this is sinful sxxt
月火水木金土日 逆流していた信仰心
Oh Devil's Wedding
Maybe that is ill story
外れそうな人道に歪な愛のシンフォニー
Oh Devil's Wedding
彼女はありったけの愛をぶつけた
それを悪魔はありのまま受け止めた
それから二人は契りを結び 盛大な式を挙げるという
天使の羽の純白のドレス 暗闇そのもの漆黒のタキシード
牧師の亡骸を傀儡にし 血を刷り込んだ Wedding ring
悪魔とその花嫁は誓った 永久に共にあることを誓った
鳴り止まない悪魔たちの祝福 血塗られた十字架を背にキスを
Amen...
罪深い愛 不吉な幸福と踊る Lalala...
Noble red eyes いかれた慶事にて歌う Lalala...
Pray for devil, Amen... Goddamn, Amen...
Oh Devil's Wedding