奏音69 『ナイトウォーク』の歌詞とMVとカラオケ練習

ふたりで歩く時は、綺麗な夢を語りあって、
いつも無垢な笑顔で、貴方だけを愛してる。

夜を虚飾り、泡沫を纏い、
夢のためにユメを賣れるなら。
ごめんね。人魚は嘘をつくの。

「恋人ごっこ」しましょう。彼氏の知らない顔で。
午前0時の鐘が鳴るまで、綺麗にヨゴしてあげる。
今夜限りの行為にしましょう。
この海底を出たあとは、
「アナタどこかで、お愛したかしら?」
と幻姿に還るわ。

向かい合わせになって開くカーテン。
暗い欲望を地下空間で。
アリエないことすぐ想い描く。
お仕事派の鋭い美学。
研く鱗は簡単に演戯するわ。
くだらない愛撫、全部スルーしちゃう。
勘違いなリクエスト剥き出すな。
ねぇ、今の本気にしてんじゃない?

初めてとか、特別とか、熟れた台詞でごまかして。
愛してるだけは、彼氏のために。

「騙し愛」をしましょう。人魚姫の代償に。
この液で潤した海を、華麗に游いであげる。
顔も名前も知らない男に揺られてるこの時も、
ふいに貴方を想い出す瞬間が、私を満足してく。

夜は明解る。泡沫も消える。
朽散てゆくしかない。わかるでしょ?
美しい今こそ、遊女を賣るの。

ユメが醒めたら、愛された鱗の証拠を、
午前0時の冷たいシャワーで、器用にすべて洗い流して。

恋人事しましょう。彼氏のよく知る顔で。
貴方はどうか何も知らないまま、私だけを愛してね。

私はいつも無垢な笑顔で、貴方だけを愛してる。